「悲願寺(ひがんじ)」
徳島県名西郡神山町にあるお寺です。
神山町のホームページには・・・
神山邪馬台国説を有力にする時代を超越した場所。
高根山悲願寺は、長く険しい石段を登りつめた標高700メートルの山頂にあり、千手観音や天照大神などが古代よりまつられていたと伝えられています。
寺の開基は、源万中の子息美女丸とされており、緑深い寺の南方には、卑弥呼伝説を今に伝える史跡がひそやかに残されています。
・・・とあります。
境内には「常夜塔」が・・・。
標高700メートルの山の中に・・・突然こんな風景が出現します!!
私が初めて「悲願寺」を訪れたのは、今から12年前の事でした。
「剣山スーパー林道マップ」を作成するために、ホンダXR250バハで神山の山の中を走っていた時のことでした。
当時から「邪馬台国四国説」がありましたが、私はというと…実は「大和説」派だったのです(笑)♪
山の中を走りまわっていて、突然目の前に「悲願寺」の「常夜塔」が目に飛び込んで来たのでした。
山門です♪
下の「雨乞の滝」から険しい道が続いています。
山門に安置されていた仏像です♪
見事な造りです!(^^)!
一 高根悲願寺開基以前は山神社で、巫女が神を祀っていたという古い伝承があり、今も境内に十二社神社(伊邪那岐、伊邪那美並に神代十二神)、賢見皇神社(思金神)、山神社(大山津見神)、山殿合社(産土神と聖天神)、捌祠に天照大神祠が祀られている。
・・・・・。
常夜塔です♪
常夜塔(古代の燈台)の由来記
邪馬台国阿波説の中心女王ヒミコの居城跡と言われる高根山中の謎として、古代燈台跡(現存する)より明治の初期境内に移されたと伝えられる。
・・・・・・・。
悲願寺 神山町神領高根
古来「養蚕の神」として知られ境内に天照大御神を祀る「卑弥呼」の山城
剣山脈東北斜面の横谷が最も開けた鮎喰川上流域にあり昔から信仰の山として知られる。
平安時代の武将多田満仲(清和天皇の三代目の孫源満仲)が入山したとの伝えがあり、その息子の美女丸の開基とされる。
麓の長満寺には今も多田満仲の位牌を祀る。
悲願寺は標高700mにあり境内に天照大御神の祠を祀り卑弥呼の宮居跡と推定される。
神山町には「昔は山の上から上から拓けてきた」との伝承が遺っており、高天原に通じる伝承と思われる。
大正年間まで高根八軒と呼ばれた高橋家が悲願寺付近に居住しており不思議な伝承を今に伝えている。