今朝の徳島新聞に、昨日12月22日(土)美馬の新ごみ処分場の建設予定地で「文化財説明会」が開かれたと記事が掲載されていました!!
年末で忙しく、昨日は仕事でとても説明会に参加出来る状態ではありませんでした・・・。
「文化財説明会」が行われる情報も・・・入手していませんでした・・・!!
今日、行き慣れた(笑)現場に行って来ました(*^_^*)♪
徳島県美馬市脇町拝原、吉野川の北岸、吉野川へと流れ込む「曽江谷川」の右岸(西岸)には、古墳時代後期に形成された集落遺跡の「拝原遺跡」があります♪
1986~87年に発掘調査が実施され、6世紀後半の方形の「竪穴式住居跡」や「掘立柱建物跡」が検出されています!!
この遺跡は吉野川氾濫原に面した立地となっています。
写真は「春日神社」です♪
今回はこの神社のすぐ東側が発掘調査されています♪
この神社の後ろ(西側)には、「倭大国敷神社」が鎮座し、その南側の道路工事では「拝原東遺跡」が発掘されています♪
この遺跡は2004年度から調査が始まり、弥生時代から室町時代にかけての集落がみつかっています!!
平成19年度の調査でも、弥生時代から古代にかけての水田と、弥生時代の竪穴住居やごみ捨て穴、集石遺構などを確認しています!!
これまでの調査から、ここは集落の西端にあたる場所と推定されています!!
と、徳島県立埋蔵文化財総合センターの「発掘とくしま」の資料には書かれていました!!
その東側には・・・「集落跡」が存在することがわかっていました・・・!!
そこにごみの最終処分場の建設計画が持ち上がったのです!!
春日神社の鳥居からは、信仰の山「種穂山」と「高越山」が望めます!!
ここ美馬市脇町拝原の「拝原」は「拝む原」・・・。
写真からは見えていませんが霊山「剣山」も望める地なのです!!
「拝原」は、「種穂山」「高越山」「剣山」を拝む場所・・・神聖な場所です♪
住居跡からは「鍛冶跡」も発見されていて・・・この場所の重要性が示されています!!
「新ごみ処理場」は、吉野川の河川敷で「野焼き」されていた「ごみ」を、そのまま新しい場所に運ぶというもの・・・。
バイパス工事で「遺跡」が見つかり、道路が完成したら美馬市の玄関口となる場所です!!
「拝原最終処分場
適正処理事業に伴う・・・」は・・・???
大切な遺跡の上に「ごみ処分場」が造られたら・・・美馬市は全国に笑われてしまうと思います!!
我が家のある吉野川市山川町から見るのとは違った「高越山」が見えます♪
すみません・・・「現地説明会」に参加していないので、この遺跡の詳細は説明出来ません・・・。
暇を見てインターネットで調べて見ます♪
完全に焼けた跡が確認出来ます♪
吉野川の堤防から見た遺跡です♪
後ろの阿讃山脈を越えると「讃岐(香川県)」です!!
西方向を見たところです!!
こちらには「伊射奈美神社」「倭大国魂神社」「郡里廃寺跡」「段の塚穴古墳」などがあります!!
この結果を注目していきたいです!!
徳島新聞に掲載されていた記事です♪
市教委 美馬の新ごみ処理場 建設予定地で文化財説明会
美馬市教委は22日、同市脇町拝原の新ごみ最終処分場建設計画地で進められている埋蔵文化財調査の現地説明会を開いた。
2011年11月から現在までの調査で、弥生時代の住居跡8棟や平安時代のつぼ、皿などが多数出土。市教委の担当職員らが発掘の経緯や、時代ごとの生活状況゜などを解説し、考古学ファンや地元住民ら約50人が聞き入った。
現地説明会は新処分場計画への住民の関心が高いことから開いた。
訪れた計画反対派住民の一人は「歴史的な遺物が見つかった場所に処分場を造るのはおかしい」と話した。
調査は新処分場建設予定地のうち、構造物を設ける3.3ヘクタールで行い、13年夏ごろに完了する予定。
出土品は市教委が保管し、発掘現場は文化財保護法に基づき写真などに記録保存する。